完コピ、そしてカスタマイズ

『子どものころ、LEGOが好きだったひと』。

──そんなキャッチコピーで、新卒採用の広告を出しています。

セミナーに来てくれた学生さんも「LEGOの広告を見て応募しました」なんて言ってくれるのですが、この広告、そもそもデジサーチのなかに『子どものころ、LEGOが好きだったことがあるひと』が多かったことがきっかけなんです。

でも、LEGOの魅力ってなんなんでしょうか?

デジサーチの東さんが「最近LEGOを買った」というので、聞いてみました。

大人になってからLEGOを作ってみて、東さんは気づいたそう。

東「LEGOは、定型と逸脱の繰り返し。まずは説明書どおりに作ってみて、一度完成させてから、それを崩していくのが楽しいんですよね」

定型と逸脱。

それは、僕たちの仕事にも似ているかもしれません。

入社してすぐのころは、わからないことばかり。だから先輩の仕事を見て、それを「定型」として、まずは完コピする。慣れてきたら、自分なりにカスタマイズしてみたり。

「逸脱」していくなかで、自分にとっての向き不向きがわかっていく。向いているところが伸びるように自分で環境を作って、向いていないところは、ひとに聞く。

子どものころ、LEGOが好きだったひとは、定型と逸脱を体得しているのか!

…なんていうとさすがに大げさですが、なんとなく、そういうひとたちが集まってデジサーチができているのか、と納得しました。

ちなみに、東さん、なんのLEGOを買ったのでしょうか?

東「盆栽にしました」

僕「おお。その心は?」

東「リアルな植物は枯らしてしまうけど、これはずっと飾れるから」

なるほど──H.N

※このメディアは企業再生案件など、センシティブな話題があるため、登場人物は全て仮名で表記しております。